2020
01/17

打倒ナイキを目指して他メーカーがシューズの開発をしているのだから厚底禁止などやめてほしい&打倒ナイキを果たせそうなシューズの紹介

国際陸連の規定によってナイキの厚底シューズを使用禁止にするというニュースが報じられました。

ナイキの「厚底シューズ」禁止 世界陸連が新規則 英メディア報道

現時点(2020年1月16日)では未確定情報ですのでどうなるか分かりませんが、事実なら打倒ナイキを目指して各社が製品開発を進めている中で非常に残念なニュースです。

ナイキのヴェイパーネクスト%は

・厚底
・カーボンプレート内蔵
・湾曲ソール

が特徴ですが、もちろん競合の他のメーカーも黙って見ているだけではありません。

ナイキをパクって参考にしつつより強力な反発力を生み出す素材を使ったり、違う方向性で速さを出せるシューズを目指したりと開発が進んでいます。

特に今年はオリンピックイヤーですので、本番のレースでは各社が秘密裏に開発を進めているようなプロトタイプモデルの投入も予想されます。どのようなシューズが出てくるのか今から楽しみです。

今は上位ランナーでもヴェイパーネクスト%一択という風潮ですが、コースや選手の特性によっては他メーカーのシューズのほうが記録が伸びる可能性も存分にあります。今後はナイキが引き続きシェアを伸ばすのか、それとも他メーカーとの競争が激しくなるのか、選手の足元にも要注目です。

本日はそんな打倒ナイキが期待できるような革新的なシューズを3点ご紹介します。

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Reebok フロートライドラン ファスト プロ

単純な話ですが、身につけるものは軽いほうが速く走れます。
フロートライドランファストプロは片足100gという驚異の軽量シューズ。これ以上の軽さを求めると裸足かワラーチ(紐だけのサンダルみたいなもの)になってしまいます。
ヴェイパーネクスト%は約180gですので、その差は80g。たった80gですが、足先の80gは非常に大きいです。

私は普段ナイキのズームフライを履いていますが、湾曲ソールは平地や緩やかな下りはいいのですが登りは逆に疲れます。たとえば箱根の登り区間やアップダウンの激しいコースなら、フロートライドランのようなフラットな軽量シューズのほうが速いかもしれません。
ナイキに対抗するシューズがリリースされると、シューズ選びの戦略も見どころの一つになります。ぜひそうなってほしい。

ミズノ ウエーブデュエル GTZ

公式サイト

世界レベルのマラソンランナーの多くはトラック競技の経験者です。マラソンでよく言われる「粘り」「後半の巻き返し」ではなく、トラックのスピード感を持って42kmを走ってしまう、それが現代のマラソンです。
ミズノのウェーブデュエルはトラック用のスパイクに近い、弾性のあるプレートを挟み込むことで反発力とクッション性を実現しています。

ソールにプレートというとナイキのお家芸のようになっていますが、ミズノはソールにこのようなプレートを挟んだシューズを長年リリースしており(ウェーブ○○○という商品が該当する)、歴史としてはナイキより古いです。

箱根駅伝でもミズノ製プロトタイプシューズを履いていた選手が何人かいたそうなので、対ナイキを意識した製品であることは間違いありません。

マラソンシューズのジャンルだとミズノはシェアが低く人気もあまりないというのが実際のところなのですが、スポーツメーカーの雄として巻き返しも楽しみです。

ホカオネオネ カーボンX

公式サイト

ジョギングやマラソンを嗜んでいる方でも、ホカオネオネという名前は初耳かもしれません。
トレイルランやウルトラマラソンでは愛用する選手も多く、その名も知られています。

カーボンXはソールにカーボンプレートを内蔵したヴェイパーネクスト%と同じコンセプトのシューズです。
ナイキよりも古くから分厚くクッション性の高さをコンセプトにしたシューズをリリースしています。

マラソンへの展開はまだこれからというところで製品も足への優しさを重視したものが多いですが、ナイキに近いコンセプトのシューズですので今後のレーシングモデルへの発展に期待です。

a社とa社は…

ナイキを超えられるかもしれない斬新なコンセプトのシューズを3点ご紹介しました。

ここで長距離種目のシューズに詳しい方ならa社とa社がないことに疑問を持たれるのではないかと思います。
しかし残念ながら、a社もa社もトップランナー向け製品は過去のリファインという程度で、打倒ナイキは期待できなさそうなラインナップでした…。日本のほうのa社は厚底&湾曲ソールの新製品をリリースしたものの、初心者向けとのことで…トップランナー向けはTサーで十分ということでしょうか。残念です。

N社もMさんをスカウトしたけど、そのせいでTサーやAゼロのコピーみたいになってしまっているような気が…よかったのかそれで。

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