WordPressユーザーの間でAWS(EC2)と網元を使えば高速なWordPressサイトがあっという間に構築できる!と話題ですので、試しに使ってみました。
結果、いくつかつまづいた点があったのでそのあたりを備忘録的にまとめておきます。
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インスタンス生成→PublicDNSをURLとしてアクセス→WordPressをインストール とやった場合、PublicDNSが変更になった際面倒なことになります(URLが変更になるとリダイレクトがおかしくなって管理画面にログインできなくなる)
なのでElasticIPsでIPアドレスを取得し、インスタンスに割り当てるという作業をWordPressインストール前にやっておくと安心です。
もしPublicDNSで構築を進めてしまっても、hostsいじって何とかすることはできると思う。
一番低いスペックのt1.microというインスタンスは1年間無料で使えるのですが、1年経過したあとはどうなるのでしょう?
ti.microは「マイクロ オンデマンドインスタンス」というものですが、インスタンスの利用量だけでも
$0.027*24時間*30日 = $19.44(1ドル90円と換算しても1749円)
となります(リージョンの違いやレートの影響もありますのであくまで概算です)。
さらにデータ転送量に対する課金もあります。
※最初の1GB/月まで無料、以降は1GBあたり$0.201(10TBまで)
月2000円出せばホスティングはそれなりのスペックのサーバーが借りれますので、コスト面では大きなメリットはないかもしれません(もちろん自由度であったりスナップショット機能などクラウドならではの機能面のメリットは大きいです)
なお、リザーブドインスタンスという料金前払いのようなプランを使用することで上記よりも安価に済ませることもできるようです。
網元はそれだけでWordPressが使えるようになるというものですが、場合によっては設定ファイルを変更したいときやログファイルを確認したいときもあるでしょう。その場合は以下の位置にあります。
nginxのログファイル
/var/log/nginx
キャッシュ
/var/cache/nginx
nginx.confの位置
/etc/nginx
公開ディレクトリ
/var/www/vhosts/インスタンス名
上記のようにいくつかの点でつまづきましたが、網元のおかげで自力でVPSを借りてapache・MySQL・nginx・PHPをインストールするのと比べて圧倒的に簡単です(というかVPSの構築はできる気がしない)。使ってみたい方の参考になれば幸いです。
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