2020
04/29

こんなときだからこそ、あえて時間のかかる料理を作る【煮込み料理編】

外出の自粛が求められる昨今、余った時間でケーキやクッキーを焼いたり蘇を作ったりしている方が多いようですね。
私もX年ぶりにほこりをかぶったホームベーカリーでパンを焼こうとしましたが、どこに行ってもドライイーストが手に入らなかったので後日に持ち越しとなりました。転売厨許すまじ…。

スイーツもいいですが、手間と時間がかかる代名詞でもある煮込み料理はいかがでしょう。
私がこれまでにつくって美味しかったレシピをご紹介します。

煮込み料理は一見難易度が高そうですが、時間さえかければ素材は柔らかくなり味も染み込みますのでそこまで難しくはありません。平時では短時間・簡単・レンジだけでできるというお手軽レシピが注目されますが、こういう機会ですのでぜひお試しください。

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牛タンの赤ワイン煮込み(所要時間:2日)

この日は牛タンを使いましたが、牛すじやスネ肉なども合うと思います。

材料

牛タンブロック:500g
セロリ:1本
人参:1/2本
玉ねぎ:1/2個
にんにく:3かけぐらい
ローリエ:1枚
赤ワイン:500cc
小麦粉:少々(肉にまぶす用)
サラダ油:少々(肉の焼き用)
ホールトマト缶:1/2缶(全部使ってソースを残してもよい)
デミグラスソース缶:1/2缶(全部使ってソースを残してもよい)
バター:1かけ
砂糖:大さじ1
塩:1つまみ
胡椒:少々

レシピ

  1. 野菜を全部みじん切りにし、赤ワイン・ローリエと一緒に肉を漬け込み一晩置きます。ジップロックを使うと楽です。
  2. 肉に小麦粉をまんべんなくまぶし、サラダ油で全体をまんべんなく焼きます。
  3. 香味野菜だけを取り出し、サラダ油で炒めます。しんなりしてきたらホールトマトを加え、トマトをよく潰します。
  4. 漬けていた赤ワイン、デミグラスソース、焼いた牛タン、水300ccを加え、弱火で牛タンが柔らかくなるまで(3~4時間ほど)煮ます。煮詰まりすぎた場合は水を足しながら煮ていきます。
  5. 牛タンが柔らかくなったら牛タンだけを取り出し、煮汁をザルで濾します。
  6. ※残った香味野菜はホールトマト・ひき肉と炒めるとミートソースになりますので置いておきます。

  7. 濾した煮汁がさらりとしている場合は肉と絡みやすい濃度になるまで煮詰めます。砂糖、塩、胡椒、バターを加え、味を仕上げます。個人的には甘いソースが好きなので砂糖多めですが、味を見ながら調整してください。
  8. 牛タンが大きい場合は好きな大きさにカットし、ソースにからめて10分ほど煮詰めます。
  9. 完成!付け合せに温野菜やマッシュポテトなどがあれば見栄えがいいですが、肉だけでも十分美味しいです。

豚バラブロックの角煮(所要時間:4時間)

下茹でをしないレシピも見かけますが、豚バラは3分の1ぐらいは脂なので下茹でなしだと煮汁の半分ぐらいが脂になってしまうと思うのですが、どうなのでしょう…?

材料

豚バラブロック:500g
ねぎの青い部分;2,3本
しょうが:少々(チューブのを小さじ1ぐらい)
砂糖:大さじ2
醤油:大さじ3
酒:100cc
みりん:大さじ2
ゆで玉子(ほしい人だけ):3個

レシピ

  1. 豚バラを食べやすい大きさに切り(食べごたえがあるように大きめのほうがよい)、沸騰した水で5分ほど煮ます。
  2. 5分たったら一旦湯を捨てて豚肉を水で洗います。これを2,3回繰り返します。

  3. 茹でこぼした豚肉を水・しょうが・ねぎの青い部分を加えて弱めの中火で2時間煮ます。水が減ってきたら豚肉の全部が水に浸かるように水を足してください。
  4. 豚の茹で汁をとっておき(これは醤油、塩、味覇などで味付けすることでスープになります)、水300ccに醤油・砂糖・酒・みりんを加え、落し蓋をして豚肉を1.5時間ほど弱めの中火で煮ます。豚肉が煮汁からはみ出してしまうとその部分が固くなりますので、水分が減ってきたら水を足しながら煮ます。
  5. できあがりの30分ほど前に茹で玉子を加えます。
  6. できあがり!行儀が悪いですが煮汁をご飯にぶっかけて食べるのも最高です。

もつ煮(所要時間:2時間)

角煮と同じく下茹でして脂を落とすことが大切です。下茹でをすることでかなりかさが減るので(3分の1ぐらいは減ってると思う)500gでも物足りないぐらいです。たくさん買っておきましょう。
焼肉用のもつ(味付けされていないもの)でも問題なくできます。

もつ煮は味噌味と醤油味、塩味などいろいろなバリエーションがありますが、味噌が素材のクオリティに左右されず失敗しにくいと思います。

材料

牛もつ(ホルモン):500g
こんにゃく:1枚
人参:1本
大根:1/3本
味噌:100gぐらい
砂糖:大さじ2
醤油:大さじ1
酒:150cc
みりん:50cc
ごま油:少々

レシピ

  1. もつを沸騰した湯で茹で、5分ほどたったら水でよく洗います。これを2回ほど繰り返します。
  2. いちょう切りにした人参と大根、一口大に切ったこんにゃく(ちぎってもよい)をごま油で炒め、油が馴染んだら1.のもつ、調味料、材料がひたひたに浸かる程度の水を加えて弱めの中火で1時間半ほど煮込みます。
  3. 完成!好みで七味を振っていただきます。

ぶり大根(所要時間:1時間半+一晩)

ぶりの切り身で作ることもあるのですが(下ごしらえを省いたり煮る時間を短めにできますので平時におすすめです)、あらのほうが出汁が出て値段も安いのでおすすめです。ぶりを食べるというよりも大根がメインの料理です。

材料

ぶり:切り身なら3切れほど、あらなら1パック
しょうが:少々
醤油:大さじ4
砂糖:大さじ3
みりん:大さじ2
酒:100cc

レシピ

  1. ぶりをざるに取り、熱湯をかけてから水で洗って汚れや鱗を落とします。切り身の場合は適当でいいですが、あらの場合は丁寧に洗います。
  2. 水から大根を茹でます。大根に火が通ったら(竹串がスムーズに刺さるぐらい)ぶりを戻し、酒、砂糖、生姜を加えて落し蓋をして30分ほど煮ます。
  3. 醤油、砂糖、みりんを加えて1時間ほど煮ます。
  4. そのまま食べてもいいですが、一晩寝かせてからいただくとなお美味。

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