約5年前にリリースした楽天モデルのWebギャラリー「楽モ」というサイトをリニューアルしました。
アダルトサイトではありませんが、セクシーな写真がたくさん出てくるので閲覧の際はご注意ください。
得られるデータに重複があったりそもそもちゃんと取得できてなかったりスマートフォンへの対応もやってなかったりとぐだぐだな感じで長年放置してしまいました…。
データの取得スクリプトを見直したり見た目シュッとさせたりレスポンシブにしたり使用ライブラリをアップデートしたりと…要は全面リニューアルしてきちんと見られるようにしました。
「楽モ」をご存知の方、ご存知でない方も改めてお楽しみいただけると幸いです。
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ファッション誌でモデルを務める「読者モデル」はトレンドを創り、若者の憧れを集める存在でした。
しかしインターネットの広告、たとえば楽天市場の販売ページで登場するモデルたちは、どれほど美人であっても名前も知られず注目されることがありません。
雑誌よりもインターネットが力を持つ昨今、読者モデルのような影響力を持つインターネットのモデルが生まれることを願って「楽モ」を作成しました。
……という思いで作成したものの、ファッション誌の休刊が相次ぎ読モブームはとっくに終わりましたし今はフリー素材モデルというジャンルで活躍する方が何人もおられますし流行はインスタグラマーやYouTuberが生み出したりしてますので、だいぶ状況は変わってきていますね(;´∀`)
ちなみに当時は「キュレーション」という言葉が流行っていたので「楽天モデルのキュレーションサービス」と名乗ってましたが、今ではキュレーション=無断コピペの意味になってしまいましたのでWebギャラリーと名乗ることにしました。
リリースした直後にプレスリリースを送りまくった結果、GIGAZINE様・ねとらぼ様など大手ニュースサイトでご紹介いただき、多くのはてブをいただいたり楽天APIの使用事例で紹介いただいたりました。
おかげで多くのアクセスや反響をいただいて嬉しかった一方、私のおぼろ豆腐のようなメンタルゆえプレッシャーで胃痛と頭痛に苦しんだ記憶があります。マサカリやマウンティングという行為が一般的でない時代でよかった…。
今思えば当時のタイミングで上手く立ち回っていれば、Web制作やWordPress業界でもっといいポジションを取ることができたかもしれません。
…まぁ、多少の後悔はありますが、これから改めて頑張るということにしておきましょう。
楽天市場の女性ファッションカテゴリの商品を取得し、掲載写真を顔認識APIに投げることで人物写真のみを判定、WordPressに商品データを保持するという流れでデータを収集しています。
顔認識APIは顔ではないものを顔と認識してしまうケースもありますので、判定ミスは手作業で省いてます。
手作業のルーチンワークが発生するのは大変なので、もっと精度の高いAPIを使うとか判定方法を見直すとかで何か対策を考えたいところです。
さすがに5年も放置していると状況も変わっています。
このたび、以下の部分を変更しました。
使用している某サーバがもっさりでInternal Server Errorも頻発していたので、私に運営できるか怪しいのですがVPSに移行しました。
なぜAWSやさくらVPSではなくConoHaか?につきましてはお察しください。
絶対領域は正義
なお、ConoHaのメリットとしてスケールアップ・スケールダウンが自由自在という点があるのですが、最安の512MBプランではできません。
スケールアップ・ダウン|VPSならConoHa
※ 512MBプランではスケールアップ・ダウン機能をご利用いただけません。
先に言ってよこのはたん…。
512MBプランで制作をはじめてリリース後に上位プランにしようかな、と思ってたのですが、目論見が外れました。
幸いイメージ保存と再構築機能を使い、新しく1GB以上のプランでサーバを作成して再構築することでそこまでの手間はなく移行することができました。やれやれです(;´∀`)
KUSANAGIはドキュメントも分かりやすいので、指示通りコマンドを入力するだけでセットアップが完了します。
常時SSL化もやったことなかったのですが簡単でした。SSLなどは安くても年間6~7万円かかるものだと思っていましたが、Let’s Encrypt様様です。
Kusanagiを使うとあわせてWP-CLIが使えるようになります。
WP-CLIはバッチ的にセットアップで使うものかと思っていましたが、WordPressの全機能をコンソールから実行できるため運営においても素晴らしく便利でした。
なんでもっと早く使わなかったんや…。
これまで
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function getItem(){ if($_GET['get'] == 1){ //$itemsに楽天の商品データが入っている foreach($items as $item){ //投稿データを作成して… wp_insert_post($post); sleep(2); } } } add_action('wp_head','getItem'); |
とfunctions.phpに書き、http://hogehoge.com/?get=1 にアクセスすると商品データが登録されるということをやってました。
この方法だと登録商品数が膨大になってくると、ホスティングサーバからリソース制限を食らったりタイムアウトしてしまいます。sleep()を長くしたり取得件数を少なくして何日も分けて処理を行ったり…1000件登録する程度でも2,3日かかっていた記憶があります。
これをWP-CLIで使えるコマンドとして実行するとコマンドラインなのでタイムアウトの心配もなく、ホスティングのような厳しいリソース制限を食らうこともありませんでした(落ちたら自己責任で解決しないといけないとは思う…)。私はコマンド打って寝てるだけ!最高です。
大切なことなので主張しておきたいのですが、あくまで楽天市場のWebギャラリーなので、エロサイトではないです!
健全なギャラリーサイト【楽モ】をお楽しみいただけると幸いです。
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